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治療について ブログトップ
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信頼することは、難しい。 [治療について]

薬にしても、治療法にしても、
はっきり言って、初めて出会う相手にすべてを託すことは
勇気がいると思います。
それが、ストレスが原因の病気であっても、
生活習慣病であっても、変わらないでしょう。
本当に治るの?という疑問がわかないわけはないでしょう。
本当に、治るんですけどね。

時間をかけて、薬とも、医者とも信頼関係を築くことが重要ですね。
私の外来に来ていらっしゃる患者さんと、私とは、
けっこうお友達感覚になってしまうこともあります。
いいのかな、と思うこともあるのですが、
私は、そんな関係を楽しんでいるのかもしれません。
はっきり言って、おしゃべり外来と化していることも。
ですが、それで治療効果が得られるので、良しとしています。

すんなりそのような関係になれる方と、
いつまでも、やっぱり医師ー患者関係が崩れない方。
どちらも、しっかりとした信頼関係さえ築ければ、
しっかりとした治療効果が得られると、確信はしていますが、
仕事をしているのなら、自分も楽しい関係のほうがいいな、なんて。

お友達感覚で困るのは、けじめがなくなることでしょうか。
まあ、今の方々には、そんなことはないですが。

あったかい、ほっとする外来を目指すなら、
やっぱり医師ー患者関係の良さも重要要素ですね。
患者さんと、できるだけいい関係を保っていきたいものです。
勉強を怠らず、みなさんに信頼されるような医師であるよう、
常に努力していきたい。

みなさんも、常に医師とのコミュニケーションを大事にしてくださいね。
疑問はちゃんと医師にぶつけて、
相手が信頼できるかどうかを、しっかり見極められますように。

薬が怖い [治療について]

薬を怖いと思っているとき、
薬を飲んでいるのがいいのか、
薬をやめたほうがいいのか、
どっちがいいかわからなくなります。

難しいところですね。
どうするのがいいのでしょうね。
薬を飲んだほうが、症状が治まるのは分かっていても、
薬を信じきれてないから、薬を飲むこと自体がストレスになる。

薬を使うときは、納得して使わないと、
効果は半減します。
納得したと思っても、怖い、という感情は簡単には消えません。
副作用ばかり、強調されてしまいます。

どうしたもんかな。
いつも、ここが悩みどころです。

今回の悩みの種に関しては、
メールである程度のフォローアップができるので、
ちょっとはいいかもしれません。

今後も、メールは活用していきたいですね。
でも、電話恐怖症なので、電話は苦手です…
まあ、どちらも相手が見えないので難しいですが。
スカイプ・セッションっていうのも面白いかも…

リハビリ [治療について]

先日、3週間のリハビリ目的入院を終えて退院した方が、
今日、外来にいらっしゃいました。
どんなにか安定した歩き方で診察室に入られるだろう、と思ったら、
入院前に戻りつつある感じで、よろけながら入ってきました。

「家で、リハビリしてるの?」
と聞くと、
「だって、よくなるの?」
リハビリすれば、よくなるじゃない。入院中、すごくよく動けるようになっていたでしょ。

「週に1回は、ヘルパーさんと40分ぐらいの散歩をしているよ。
週に2回はデイサービスだし。」
じゃあ、ほかの日は?
「寝て暮らしてる」

ダメじゃない。
筋力は、使わなければすぐ落ちちゃいますよ。
よくなるわけないじゃない、自分で努力しなければ。
なんか、がっかりでした。

結局、何もしていないんですよね。
もう二度と、リハビリ入院なんてさせない。

認知症と安楽死 [治療について]



確かに、認知症をよくすることはできなくて、
進行抑制は、ずいぶん薬も発達していますが、
それでも絶対的によくすることは殆ど無理。
認知症の進行を、本人たちはどう思っているのでしょうね。

以前、自分の患者さんで、物忘れがひどくなって検査したら、
やっぱりアルツハイマーだ、と言われた方がいました。
その人は、はじめ、これから進行していったら、どうなるんだろう、
と言う不安を、いつも訴えていました。
でも、デイケアに参加するようになって、
なんだか吹っ切れたようで、
「どうせわかんなくなるなら、今を楽しみたい」
と、前向きな発言をするようになりました。

その考え方、とても素敵ですよね。
私、大変感動いたしました。
それからというもの、外来に来ては、
デイケアがとても楽しい、と言うことを
しきりにお話しされていました。

確かに、認知症は治療のしようが無いものだと思います。
そういう意味では、不治の病ですかね。
でも、印象としては、癌とは違う感じがします。

安楽死、意思の確認、難しいですね。
積極的安楽死は、私には選べません。

今回の、このオランダの症例の、
今後の反応を見てみたいですね。

最後の決め方 [治療について]

自分の最後は、自分で決めたい。
私はそう思う。
みんな、どう思っているんだろう。

先日、入院中の97歳のおばあさんが、
心不全を起こして具合が悪くなって、
その時に「もういい、死にたい」
と言われてしまいました。
ご飯も食べられなくなって、とても苦しかったんだと思います。
自分の首を切るしぐさを、何度も繰り返していらっしゃいました。

見ていて、とても切なくて。
家族は、入院時には
「母とはよく話していて、延命はしないことにしているんです。」
とおっしゃっていたのですが、
いざ、このような場面になると、
やっぱり延命処置にあたることをご希望されていました。
結局、このおばあさんは、入院時くらいまでは元気になりましたが、
食事の摂取量が増えなくて、
これから先、どうするのかな、という感じになっています。

よくなったのは、よかったと思います。
でも、本人は、それでよかったのかな。


アメリカでは、もうよくならないと判断された場合、
すべての積極的医療を中止することがあるといいます。
治る可能性がない、がんのターミナルなどでは、
本人と家族の同意があれば、安楽死を選択することができるとも言います。
日本では、安楽死をさせた医者は殺人罪で有罪になりました。

安楽死については、議論があると思います。
どうしたいのか、それは人によります。
消極的安楽死も、積極的安楽死も、
日本では選択できるものではありません。

そうすると、結局は本人の意思に関係のない治療をされることもある。
家族の想いの通りに治療されることもある。
そればかりではなくて、
本人の希望する治療が施されないこともある。

治療って、難しいですね。
本当に、みんなが幸せになる治療って、できるのでしょうか。
みんなが、最後に何を求めているか、
どんなふうに最期を迎えたいか。
そんなことばかり、最近は考えています。

がんの治療は、どこまでするべき? [治療について]

治療と言っても、がんの治療のお話です。

がんの治療は、ご存じのように手術と化学療法、放射線療法に
大まかに分けられます。
多くのがんが、手術による治療が、一番治癒率が高い。
手術できないがんは、予後が悪いものが多い。

手術できないものの代表は、
白血病、リンパ腫。
そして、すべてのがんの転移性腫瘍を伴うもの。

つまり、転移があれば、がんは手術しないことが多い。
ただし、転移があったとしても、苦痛を取り除く目的があれば、
手術をすることがある。

なんで、こんなことを思ったかというと、
今、肺がんの末期の患者さんがいて、
いくら説明しても、手術ができないことを納得してくれなくて。
しかも、うちの院長も、もっと治療ができると思っているらしく、
苦痛を取り除くどころか、苦痛を助長していて。
なんか、それを見ていたら、自分がやっていることが、
どこまで患者さんのためになるのかが、不安になってきて。

その方は、すでに全身に痛みを生じていて、
肝臓への転移もあって、腹水もたまってきていて。
胸水が大量にあるけど、抜けきれなくて。
血痰は日に日に増えてきていて。
でも、自分がどれだけ悪いか、理解したくないようで。

このような場合、患者さんの何を持って
患者さんの幸せ、というのでしょうかね。
胸水がたまっているのは苦しいので、
胸水を抜いてあげれば、呼吸は楽になるかもしれない。
でも、それと同時に体の中の栄養素とかも抜けてしまうために、
体を危険にさらすことになる。

痛みどめは、腎臓を悪くする、というけれども、
これから先、長くない人生と考えれば、
腎臓を悪くすることを考えるよりも、
苦痛なく残りの人生を過ごしてほしいと思う。

緩和ケアに移行するのは、どの時点か、というのは
とても難しい問題です。
ですが、手の施しようがないと判断した場合、
やはり、患者さんのQOLを大切にしたい。
そう思ってやみません。

漢方薬 [治療について]

金曜日の午後、製薬会社のMRさんがやってきました。
とある、漢方薬の会社の方で、まあ、変わった感じの方なのですが、
漢方薬にはいろいろお世話になっているし、
その効果、効能にとても興味があって、
いろいろ勉強しているので、助かっています。

今回、紹介を受けたのは、柴胡桂枝湯。
風邪の亜急性期(引き始めから2~3日たったころ)に使用する、という、
かなりいろんなことに効く漢方薬で、風邪症状の緩和とともに、
痛み(頭痛、筋肉痛など)の緩和、気分をリラックスさせる効果、など、
まあ、いろいろです。

面白いのが、この薬、ほかの漢方薬とよく併用されるそうです。
その中でも多いのが、小青龍湯との併用だそうです。
なるほどね、なんて思ってしまいました。

漢方薬って、以前はあまり効かないようなイメージがあって、
以前は敬遠していたのですが、
いろいろ勉強していると、これほどきめ細やかにいろんな症状に対応する薬も
ないんじゃないかと思うようになりました。
組み合わせによって、いろんな効果が得られて、とても面白い。
ハーブ、アロマセラピーと、基本同じですね。

患者さんの中では、西洋薬は飲みたくないけど、
漢方薬ならいい、という人もいて、
ちょっと薬としての認知度が低い気はします。
これも立派な薬ですので、正しく使う必要はありますね。
肝障害、腎障害を引き起こす可能性もあるのですから。

先日、ある漢方薬の過量投与のために、
下肢のむくみがひどかった患者さんがいました。
その漢方薬を減量しただけで、むくみはすーっとなくなりました。
使いすぎは要注意ですね。

漢方薬は、その内容の組み合わせで、
本当にいろんな症状に対応していきます。
勉強すればするほど、面白いです。

私の将来の希望は、
薬を極力使用せずに、ハーブを用いたり、カウンセリングをしたり、
ヒーリングをすることによって、心の病気を治すこと。
こんなことができる、自分のクリニックがほしい。

あわてない、あわてない [治療について]

地震の後に、最高に不安になってしまった方が、
だいぶ回復してきたため、職場に復帰。
でも、夕方になるととっても疲れてしまうんだって。

いやいや、職場復帰してまだ1か月くらい。
不安のためにダウンしていたのは半年くらい。
そんなに簡単に完全復帰できないでしょう。
疲れて当たり前。
そういったら、安心してくれました。

人はみんな、少しでも良くなると、
もっともっと、と言って、あわててよくなろうとする。
あわててよくなろうとすると、結局無理してしまって、
また元通り、ということも少なくない。
ゆっくり治療して、確実によくなるようにしたいのに、
早く薬をやめたい、と、
焦ってよくなろうとする。

よくなろうと思わなければよくならないので、
よくなりたい、と思ってくれるのはうれしいのですが、
焦らないでほしい。
ゆっくり、確実によくしてほしい。
そのほうが、結局は早く薬からも離脱できます。

ただし、最近はよくなりたくないと、
潜在意識下で思っている人も少なくないようで、
いろいろ理由をつけてよくならない人がいます。
そのような場合、よくなるための意識づくりが
とても難しくなります。

よくなりやすい人ほど、良くなりたくない意識が働くようです。
だから、結局よくなりにくくて、
よくなりにくいと思われる人ほど、
よくなりたい、という意識が強い場合が多く、
よくなりやすいケースもあるのですが、
やっぱりあわててよくなろうとして、
さらに悪くする。

これをコントロールするのは難しいですね。
なんでもほどほど。それがいいと思います。


保険制度 [治療について]

最近、発言が厳しいかもしれません。
ごめんなさい。
ただ、色々な、アメリカの医療ドラマなどを見ていると、
日本人ていうのはなんて恵まれているのだろう、と
思わざるを得ません。

日本では、国民皆保険ということで、
必ず何らかの健康保険に加入しなければいけない、ということになります。
保険組合は、それぞれより保険料を請求し、加入者は保険料を支払います。
加入者は、保険証をもって医療機関へ行くと、
0~3割の窓口負担で、診療が受けられる。
薬も同様の負担率で買えてしまう。
保険料は、社会保険なら半分は会社が負担してくれて、自分の保険料負担分は少額ですむ。
国民健康保険の場合は、結構な金額取られますが、
それで窓口負担が少ないのなら、仕方が無いかも。

日本の場合、保険点数の設定が、
必ずしも重症感と一致しないことが多いので、
なんとも納得できないことが多いのですが、
高度医療を受けるのでなければ、
慢性疾患の治療に病院にかかると、
一回の受診に数千円~薬代も含めれば1万円程度。
多くの場合、1万円もかかりません。

もし、すべてを自費でまかなうとしたら、
あるお薬は、1錠250円程度。1日1回で30日分の薬を出すと、
それだけで7500円かかる計算です。
大概は、一種類だけでは薬はすまないので、2~3種類以上の処方が出ます。
それに診察代がかかる。
そうすると、下手すると2~3万円かかってしまう。

保険って、優れものですね。
アメリカは、国を挙げての保険がないので、
保険に入れない人が出てくる。
そうすると、医療機関を受診すると莫大な費用がかかってしまうため、
ちょっとのことでは医療機関にかかれない。
でも、重症になると、さらにお金がかかるため、
さらにかかれない人が出てくる。
どうするんだろう、ということで、出てきたのが
「無料診療所」という考え方です。

立派な発想だとは思うのですが、
ここにかかる人たちは、必要に迫られる人ももちろん多いでしょうが、
日本と同じく、「なんで?」と思うような人もかかるようになる。

病院は、必要です。当然。
病気ならば、当然かかる必要があります。
でも、病院に通うときに重要なのは、
「治ろう」という気持ちなのではないか、と思います。
何となく、病院に来ても、
どんな病気も治りません。
治ろうとする、治ろうと努力することで、
病気は治るのでは無いかと思います。
自然に治るのは、擦り傷、切り傷、風邪などの
軽度なものばかりではないでしょうか。
当然、薬を飲むことで治っていく病気もあります。
それだって、薬を飲む、という行為が、
治ろう、という意思の表れだと思います。

病院で、心療内科で、カウンセリングをしていて思うことは、
治りたい、という強烈な願望があるうちに、
がんばって治してしまった方が良い、ということ。
だんだん慣れてきてしまって、
病院に来るのが習慣化してしまうのは、
あまりうれしくありません。

普通、自由診療で設定されるカウンセリング料は、
時間で決められます。
医師のカウンセリングは、それこそ15分3000円とか、それ以上です。
場合によっては、カウンセラーでも、1時間に1万円近くかかることもあります。
でも、保険診療の場合、時間に関係なく、1回いくらで規定されます。
それも、心身医学療法で、1回700点(=7000円)。
3割負担で2100円です。何分しゃべっても、そのくらいしかかからないんです。

お金の問題ではないのですが、
人間お金がかかると、とても真剣になる、というのは
否定できないことなのではないでしょうか。
だから、あえて治りにくい人には自由診療を勧めたいものです。
そうすれば、1回1回のセッションを、もっと大事にする人が増えるのではないか、
そう思えてなりません。


あったかココロのクリニックでは、
心に思っていることを聞いてほしい、と思っていらっしゃる方のために、
メールによる簡易カウンセリングを行います。
お気軽にご利用ください。

人間も一緒です。 [治療について]



治療について、とはいっても、
ストレスによる病気の治療と言うよりは、
感染症、つまり、風邪だとか、肺炎だとかの治療ですが、
日本人特有なのか、それとも欧米でもそうなのか、
とにかく抗生剤信仰が強い人たちが多いです。
まあ、両極端なのでしょうけど。
どうしても抗生剤を使いたくない人もいれば、
抗生剤を使わないと、自分の風邪は良くならない、と信じている人もいる。

特に、膀胱炎、慢性気管支炎などの人は、
あらかじめお守り代わりに抗生剤をもっておきたい、という。
大概の風邪は、抗生剤を飲んでも無意味であることが多い。
ウイルス感染症に、普通の抗菌剤は効果がありません。
それを説明しても、
「普通の風邪薬じゃ聞かないから、抗生剤ください」
という人が、後を絶ちません。
抗生剤の乱用は、耐性菌を生み、さらに治療を複雑にする。
どんなにがんばって啓蒙しようとしても、
全く変わりません…

皆さん、抗生剤の使用は、ほどほどに。
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